見え始めた成長【大宮戦】

サラリーマン天竜

2012年05月26日 22:51



磐田 4-0 大宮


2009年以来、5戦勝利が無い大宮との対戦

昨シーズンの対戦成績は2敗

最終成績も磐田より下だったことを考えれば

不甲斐ない成績であることは言うまでもない

この借りは勝利で返すしかない

更に言えば倍返し

新潟戦の後そう宣言したが

現実のものとなった



今日の試合をどう評すればいいのか

「今シーズンらしくない」

悪い意味ではない、いい意味でだ



松浦、山田、ペク

3人の実力を考えればこれまでももっと得点が取れていてもおかしくない

リーグ戦ここ3試合で13得点

この結果を見れば3人の動きが徐々に攻撃力を増してきたと言えるだろう



今日の試合も山田、松浦のゴール

そして、ペクも攻撃を活性化させた



そんな中、1トップに君臨するエース前田も

輝きを取り戻しつつある

彼が得意とする消える動き

今日のゴールは前田らしさが出たゴールだろう



前田、山田、松浦はリーグ戦3試合連続ゴール

さらに前田は2試合連続の2得点

磐田の前線、3+1は確実に攻撃力を高めた



そしてこの試合

前線の4人が黄金に輝いたとするならば

中盤でひそかに輝いたロドリゴ ソウトは

いぶし銀と評すればいいだろうか

攻守にわたり献身的にチームを支えたソウト

終了間際の選手交代で小林がアウトしたことからも

ソウトがこの試合のキーマンであったことは明白だ



ビョングクの代わりに先発した菅沼駿哉

数々のピンチをスーパーセーブした八田

さらには全ての選手が最後まで走り続けた

今日の磐田は「必死さ」だけではなく

チームとしての「高み」を見せてくれた



ギリギリの試合内容で

結果を出してきた今シーズン

これでいいはずが無い

今日の1勝は1勝でしかない

そんな思いの繰り返しがチームを更なる高みへ導いている



どんな試合であれ磐田の勝利は

1試合ごとに可能性や希望を与えてくれる

それが今の磐田である



キックオフ直後

大宮のコンパクトに保った陣形に不安を感じた

「どう打開するのか」

これまで、この不安は不安のまま

答えはあやふやだった



しかし、今の磐田に答えはひとつ

磐田らしさを失わないこと



その結果、徐々にスペースができた

いや、スペースを作ったと言うべきだろうか

早い時間での先制点がそれを証明している



全てを信じ

更なる高みを目指し

ただただ必死に



そう信じて戦ってきたのは選手達だけではない

我々サポーターも同じだ



本当の戦いはこれから

どんな時も

ジュビロ磐田がジュビロ磐田であるために



共に戦う

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