勝利の代償【札幌戦】

サラリーマン天竜

2012年07月15日 02:20



磐田 4-1 札幌



藤田俊哉の引退

またひとり黄金時代を創り上げた選手が

ユニフォームを脱いだ



試合前のセレモニーで

輝けるあの頃に想いを馳せたが

それに浸っているほど

今の状況は甘いものではない

ひとつ負ければ大きく順位を落とす

混戦模様で迎えたリーグ後半戦

ホームで迎え撃つのは

開幕戦と同じ札幌である



この試合、勝利が絶対条件であったことは言うまでもない

更に言えば内容も求められる



予想通り

ボールを支配した磐田だったが

先制点はセットプレーから

CKからのボールをチョが頭で合わせて先制

追加点も同じ形から

流れの中から得点を奪ったのは3点目

山崎が落ち着いて相手DFの動きを見て

前田にパス

無人のゴールへ流し込んだ

4点目もCK

ソウトのヘディングが決まる



スコアこそ4-1だったが

試合内容に関して言えばミスが目立ったと言える

加えて山田の前線での素晴らしい動きが影を潜めた

その山田もハーフタイムに交代

試合中に負傷した模様だ



さらに、後半

山本康裕が右足首を痛め交代



両者ともけがの具合はわからないが

厳しい台所事情だけに軽症であって欲しい



けが人が多い状況であるが

よく考えてみたい

サッカーは11人いればできるスポーツである

極論だがそれに照らし合わせれば

今の磐田はサッカーもできないという状況ではない



こういう時こそ選手ひとりひとりが奮起し

レベルアップしてもらいたい

それこそが選手ひとりひとりのためであり

チームのためでもある



この勝利で4位に浮上した磐田

次節

またしても

上位直接対決である3位浦和戦

この手の勝負に弱い磐田

今季もこの手の勝負で悔しい思いをしてきた



考え方を変えてみよう

この手の勝負を今季何度も迎えられるのは何故だろう

この手の勝負に敗れたものの

その後、着実に積み上げてきた勝利の賜物



上位対決だけに簡単にという訳にはいかない

だからこそ勝ちたいし

勝った時の喜びは大きい

例え敗れたとしても

必死に戦い続け再びそのチャンスを迎えてきた



次こそは勝とう!

いや、勝たなければならない

何故ならば、「次のチャンス」と言ってられる程の余裕は無い

この戦いに敗れれば

首位は遠のく

首位との勝ち点差は広がり

中位、下位との勝ち点は縮まる

「次のチャンス」は来ないかもしれない



だからこそ落とせない

次の一戦は落とせない

次ばかりは、「次は…」は無い…かもしれない



勝利、掴む、みんなの力で、この手に

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